「迷子にならない」
ターミナル&開発環境ガイド
ターミナルは「Finder」の文字版に過ぎません。何がどこに格納されているか分からなくなるのは、現在地を確認するコマンドを知らないだけです。このガイドで不安をなくしましょう!
1. ターミナルの基本イメージ(迷子防止)
💡 ターミナル=Finderです
画面が黒くて英語が並んでいるので難しく見えますが、やっていることは普段マウスでフォルダをダブルクリックして開くのと同じです。
最重要記号:「 ~ 」(チルダ)
ターミナルを開いたとき、あなたは必ず「ホームディレクトリ」にいます。ここはあなたのMacの「家」です。ターミナルではこの場所を ~ という記号で表します。
2. 迷子を救う「三種の神器」コマンド
ターミナル操作で使うコマンドはたくさんありますが、**ファイルがどこにあるか分からなくなる**のを防ぐための最重要コマンドはこの3つだけです。
Print Working Directoryの略。迷子になったらとりあえずこれを打ちます。現在いるフォルダのフルパス(住所)を教えてくれます。
$ pwd
/Users/sasahara/Desktop
Listの略。現在のフォルダ内にあるファイルやフォルダの一覧を表示します。ls -a と打つと、隠しファイルも見えます。
$ ls
Documents Downloads Desktop Projects
Change Directoryの略。フォルダを移動します。
・ cd フォルダ名 : そのフォルダに入る
・ cd .. : 1つ前のフォルダに戻る(超重要!)
・ cd ~ : ホーム(家)に一瞬で帰る
$ cd Desktop
$ pwd
/Users/sasahara/Desktop
3. 失敗しないMac開発環境の構築手順
💡 笹原さんへ: 開発ツールを公式サイトからバラバラにダウンロードすると、どこに何が保存されたか分からなくなり、後々エラーの原因になります。Macでは「Homebrew(ホームブルー)」という管理ツールに全て任せるのが一番安全で綺麗です。
コマンドラインツールのインストール
Macで開発を行うための基礎となるApple公式ツールを入れます。ターミナルに以下をコピペしてEnterを押します。(ポップアップが出たら「インストール」を押す)
xcode-select --install
Homebrewのインストール(魔法の杖)
すべての開発ツールを管理する大元を入れます。途中でMacのパスワード(ログイン時のもの)を聞かれます。入力中、画面には何も文字が出ませんが、ちゃんと入力されているのでそのままEnterを押してください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
注意:インストール完了後、ターミナル画面の最後に「Next steps:」として2行のコマンドを実行するよう指示が出ます。必ずその2行をコピーして実行してください。
必須ツールのインストール (Git / VSCode / Node.js)
Homebrewを使って、開発に必須のツールを一気に入れます。それぞれ1行ずつコピーしてEnterを押してください。
brew install git
brew install --cask visual-studio-code
直接入れず、fnmというツール経由で入れると後々エラーが起きにくいです。
brew install fnm
eval "$(fnm env)"
fnm install 20
fnm default 20
4. 笹原専用「散らからない」運用ルール
ターミナルで一番やってはいけないのは、自分がどこにいるか確認せずにファイルをダウンロードしたり作成したりすることです。これを防ぐための絶対ルールを決めましょう。
鉄則:開発データは全て「Projects」フォルダにまとめる
ホームディレクトリ(~)に Projects というフォルダを作り、プログラム関係は全てその中に入れます。デスクトップや書類フォルダには置きません。
cd ~
mkdir Projects
※ mkdir は Make Directory (フォルダ作成) のコマンドです。
ターミナルを開いて、いきなりファイルを作り始める。
ターミナルを開く
↓
cd ~/Projects で開発部屋に入る
↓
pwd で本当にProjects内にいるか確認
↓
作業を始める